(以下はすべてかみがた市民情報誌に掲載済み) 中高年にアロマセラピー その1 ●流れはシニアへ アロマセラピーというと、その言葉の響きから「若い人向き」とお考えの方も多いと思いますが、実はそうではありません。この数年間アロマセラピーに携わってみて思うことは、けっして「若い人向き」だけではないということです。アロマセラピー学会やセミナーなどに出席しても、最近だんだん年齢層が上がってきていることに気づきます。当院でアロママッサージを継続されている患者様も中高年の方が中心です。 では、アロマセラピーは、なぜ中高年の方から注目されているのでしょうか。 これにはちゃんとした理由があるのです。まだ体験されていない方も多いでしょうが、アロマセラピーの代表的な治療法に、アロママッサージがあります。このマッサージは植物油で希釈した精油を、直接皮膚に擦り込みます。その結果どうなるかというと、皮膚から精油が浸透して、その成分が精神や肉体に、または両方に作用します。さらにマッサージすることにより、その物理的作用もあります。そしてスキンシップを通じて、患者と施術者のコミュニケーションが調和しやすくなり、それによる癒しの効果が考えられます。つまりトリプルの相乗効果があるわけです。アロマセラピストの優しいタッチで、ゆっくりとしたリズムで行われるアロママッサージは、お母さんに抱かれた赤ん坊のように、最高に気持ちのいいもののようです。もちろん、どなたでも同じように作用するのですが、植物療法のもつマイルドさが、中高年に強い支持を受けているようです。 つぎに中高年者が抱える健康面での悩みについてです。成人病や、老化による体力、気力の衰えなどとも関係しているのでしょうが、不眠など自律神経のアンバランスによる症状が多いようです。これらに対してもアロマセラピーはぴったりです。多くの精油は自律神経の調整やリラックスに有効な成分を含んでいますので、得意分野と言ってもよいでしょう。その方法は精油の吸入や患部などへの塗布、入浴剤や足浴剤として使います。 「医師がすすめるアロマセラピー」マキノ出版刊のなかにも更年期障害や皮膚病、ストレスによる心の病気や不眠、肥満、などについての症例報告が記載されています。その他の症例についても、医療関係者を中心に全国的に多くの臨床家が研究し、発表されています。 最近は老健施設やホスピスなどでも積極的に導入され、今アロマセラピーは新たな植物療法の一つとして、代替医療の一つとして定着しつつあります。これらのことからも、心と身体のトラブルを訴える中高年者を中心に、口コミで広がったアロマセラピーですが、着実に中高年層の中で市民権を獲得しつつあるように思います。 次回からは症状別のアロマセラピーについて解説する予定です。 このページのトップへ 中高年にアロマセラピー その2 ●肩こり、筋肉痛 今月から症状別、アロマセラピーについて(肩こりや筋肉痛など身近なものから)お話ししたいと思います。 はじめに、どうして肩こりや筋肉痛が起きるのかについて、簡単に説明します。 筋肉組織は、伸ばしたり縮めたりといった運動を繰り返すことが生理です。ところが不安や緊張、長時間にわたる同じ姿勢の持続などにより筋肉が固定されて血行が悪くなります。血液は筋肉に酸素を届け、老廃物を回収する働きをします。血行が悪くなると、酸素が筋肉組織へ充分届かなくなります。そして乳酸などの疲労物質の回収が不充分となり、局所、場合によっては全身を疲労させてしまいます。乳酸が筋肉に大量にたまると、筋肉組織は収縮しつづけて潤滑不全となります。これにより肩こりや筋肉痛などの不快感、痛みをまねきます。 事務仕事など、作業姿勢が原因で起こる肩こりは、毎日のことなのでパターン化しやすいのです。1時間仕事に集中したら10分は休憩をとって、首や肩、背中などをほぐし血行を促すストレッチなどの必要性がここにあります。また、これからの季節はクーラーで体を冷やしすぎて、腕や脚の血行が悪くなりやすいので、膝掛けなどで予防しましょう。 次に、肩こりや筋肉痛に効果のある精油をご紹介しましょう。リラックス作用の高いリナロール、筋肉の炎症を鎮め、痛みをやわらげる効果のあるエステル類(酢酸リナリルなど)を含んだ真性ラベンダー、痛みをおさえ冷却作用のあるメントールを含んだペパーミント、乳酸などの老廃物を体外に排出する作用のあるモノテルペン炭化水素(サビネンなど)を含んだラバンサラ、炎症と痛みを鎮める作用のあるサリチル酸メチル(肩こりや筋肉痛に使用される湿布薬には普通使用されている成分)を90%以上含んだウインターグリーン、筋肉をほぐす作用のある成分を含んだユーカリレモン、筋肉をゆるめ、痙攣をふせぐ成分を含んだタラゴンなど。 これらの精油のブレンドを使ってマッサージすると、精油の薬理作用とマッサージによる物理的作用により、肩こり、筋肉痛を和らげることができます。当院では、上記精油のブレンドを使って、症状別(肩こり、筋肉痛など)のアロマセラピーを行っています。10分ほどの短い施術です。忙しい人が多い都会では、予約せずに短時間で出来る、高濃度アロマセラピーも必要ではないかと考えています。 このページのトップへ 中高年にアロマセラピー その3 ●脚の冷え、むくみ 足の静脈は、重力に逆らって流れるために負担が大きくなっています。これに対応すべく、人体には足の血液循環を補うためのシステムが与えられています。それが、第二の心臓と呼ばれている足の筋肉の働きです。足の筋肉が運動によって収縮すると、静脈を押し上げます。歩行などで、このポンプが働き血液循環を助けているのです。また、足の静脈には一方向に開く弁があり、逆流を防いでいます。 日常生活の中で長時間座っていたり、動きの少ない立ち仕事をしていると、重力の影響で下肢の静脈血やリンパ液の流れが悪くなります。その結果、鬱血や鬱滞を起こし、水分量に大きな影響を与えます。静脈の循環が悪いと役割を終えた水分が溜まってきます。 このように余分な水分が溜まってしまう状態がむくみです。これをそのままにしておくと、栄養が補給されなくなり、かつ疲労物質が回収されなくなります。足の疲れはこうして起こり、冷えなどの原因にもなります。これが慢性的になると脚にだるさや痛みを感じたり、コムラ返りを起こしたりします。 運動不足の人は、静脈血を心臓に押し戻す筋肉のポンプ作用が弱く、むくみやすいのが現状です。むくみを解消するためには、足浴やマッサージが良く効きます。足浴やマッサージに精油を使うとさらに効果的です。これらで全身の新陳代謝を高め、血液とリンパ液の流れをよくして、体内の余分な老廃物や水分を排出することが必要です。 また、歩行などの運動を積極的に行い、足腰を鍛えることも大切です。 最後になりましたが、冷え、むくみに効果のある精油をご紹介しましょう。体内に鬱滞する水分、老廃物などを除去する働きを持つモノテルペン炭化水素と、鬱血鬱滞を除去する成分の作用により、静脈瘤やむくみ解消の効果が期待できるサイプレス、腎臓機能促進作用により尿の排出を促す作用のあるリモネン、鬱滞除去作用のあるモノテルペン炭化水素を含むジュニパー、リモネンや、血管を拡張し血流を促進する作用のあるクマリンを含むスイートオレンジ、筋肉弛緩作用のあるカンファーを含むローズマリ−カンファー、そして新陳代謝を高めるラベンダー、これらの精油を使ってアロママッサージをすると、精油の作用により、むくみ・静脈瘤を和らげることができます。 当院では、上記精油のブレンドを使って、症状別(足の冷え、むくみ等)アロマセラピーを行っています。10分ほどの短い施術ですが忙しい人が多い都会では、予約せずに短時間で出来るアロマセラピーも必要だと思います。 このページのトップへ 中高年にアロマセラピー その4 ●不眠症に効くアロマセラピー 自律神経には相反する作用をもつ交感神経と副交感神経があり、互いにけん制し合って心身のバランスをとっています。 昼間は心身を興奮させる交感神経が優位で、夜間は心身を鎮静させる副交感神経が優位になります。ところが、不規則な生活や緊張状態が続くなどで過度のストレスが加わると、心身のバランスをとる自律神経の調整機構がくたびれて眠れなくなったりします。不眠症には、なかなか眠りにつけない入眠困難、いわゆる「明日大切な会議があるのに眠れなかったらどうしよう」などと、眠りに強くこだわるために起こるもの。浅い眠りで熟睡感が得られない浅眠。睡眠中に何度も目が覚める中途覚醒。などがあります。 その中でも最も多いのが、入眠困難によるものです。 眠ろうと思えば思うほど、交感神経が興奮して寝付けなくなります。 この交感神経を鎮めるのに効果的なのが、アルコールや食べ物それに腹式呼吸などが知られていますが、最近その効果が注目されているものに音楽療法とアロマセラピーがあります。 不眠症を治すには心身をリラックスさせて、自律神経のバランスを回復させることが必要です。アロマセラピーにはこのような作用をする精油はたくさんあります。 ここで代表的な精油を3つご紹介しましょう。 1)鎮静・鎮痛作用のあるエステル類(酢酸リナリル)と鎮静作用のあるモノテルペンアルコ−ル類(リナロール)を主成分とする為、精神、肉体面でリラックス効果が 期待できストレス、不眠症、神経過敏症などへの適用が考えられるラベンダー 2)鎮静作用の優れたエステル類(アンゼリカ酸)を多く含むので不眠症、ストレス性 頭痛に効果的なローマンカモマイル 3)鎮静作用を持つエステル類(酢酸リナリル)を多量に含むので、リラクゼーションを 目的とする各種の芳香剤に使用するのに適していると考えられるクラリセージ 注意点として、このオイルは鎮静効果が非常に高いため量を過ごすと頭がぼんやりすることがあります。 こころを鎮めおだやかな気持ちにさせる音楽(それを目的として作られた物があります)を聞きながら、これらのオイルをブレンドした芳香を吸入すると良いでしょう。 このページのトップへ 中高年にアロマセラピー その5 ●夏バテからの脱出 9月に入って涼しくなってきましたが、あちこちで、この夏は疲れたという声を耳にします。今も尾を引いている方も多いことでしょう。というわけで、今回は夏バテからの脱出に焦点を当ててみたいと思います。 今年のような猛暑の夏では、夏バテは大問題です。最近は地球温暖化で気温が徐々に上がってきていますし、都市部では少ない緑地とアスファルトやエアコンなどが原因の、ヒートアイランドと呼ばれる人工現象が起こり、暑さに拍車をかけているようです。 このように夏バテの直接原因は、その過酷な気候によるところが大きいですが、それによって生まれる症状は、だんだん複雑になってきています。 汗といっしょにビタミン、ミネラルなどが流出、食欲不振などで体がだるい。水分のとりすぎやお腹の冷えによる胃腸の機能低下。クーラーの効いた室内と暑い屋外の極端な温度差による自律神経の機能失調「冷えのぼせ」。疲労による浅い眠りや不眠など、睡眠の質の低下。これらは夏バテの4大症状といわれています。当てはまる方も多いと思います。 つぎに夏バテからの脱出策ですが、ビタミンB群やC、カルシウムなどのミネラル、クエン酸、アリシン、タンパク質などを豊富に含んだ食品や健康食品が回復を速めます。 また、適度の運動、睡眠や休息をたっぷりとることも必要です。 アロマセラピーも、即効性のある夏バテ回復法です。上記の症状に対して効果があります。不眠や精神的にまいっている場合は、頚から肩にかけてカモミールなどを使った疲労回復用のオイルでマッサージ。内蔵機能が低下して体がダルイ場合は、腰から背中へ、からだが暖かくなり血行が良くなるローズマリーカンファーなどを使ったオイルマッサージと指圧。脚の疲れ、浮腫や冷えには、下肢のむくみをとる作用のあるサイプレスなどを使った足先からのアロママッサージ。という具合に、それぞれの方の症状に最適な精油を使って、緩やかなマッサージを行います。精油は鼻と皮膚から体内に入り仕事をしてくれます。 また、マッサージは気持ちが良いだけではなく、物理的な作用で健康な状態へ導いてくれます。 当院では、音楽療法や上記精油を使った、症状別アロマセラピーを行っています。10分ほどの短い施術ですが、夏バテからの脱出には有効なキッカケになると考えています。 このページのトップへ 中高年にアロマセラピー その6 ●咳(せき)、痰(たん)、のどの痛み せきは気道に痰などがたまった場合や肺などに病変がある場合に「せき中枢」が刺激されて出ます。かぜなどの上気道の感染症やアレルギーが原因の場合がほとんどのようです。 さて詳しいことは専門医におまかせするとして、今回は咳(せき)、痰(たん)、のどの痛みに対してアロマセラピーになにが出来るのかをお話しします。 1.精油を使ったうがい のどの痛みには、すぐれた去痰作用(痰を切って排泄する)を発揮する1.8シネオールを多量に含んだユーカリグロブルスやラバンサラ。殺菌作用の高いテルピネン4オールが主成分のティートゥリー。これらを使ってうがいすると気分までスッキリします。 2.精油の吸入 せきがひどいときは、胸部粘膜の鎮静(発作を抑える)真性ラベンダー、上記のユーカリグロブルスやティートゥリーなどのブレンドをお湯に落とすなどして吸入すると症状がラクになります。 3.精油の内服 かぜには上記の殺菌力が強いティートゥリーやラバンサラ。さらに効果が高いものにフェノール類を多量に含んだオレガノ、タイムチモールがあります。ただ刺激が強いので注意が必要です。飲み方は、ハチミツなどに溶かして飲む方法やカプセルに入れて飲む方法があります。注意点として内服はダイレクトに作用しますので危険をともないます。必ず専門のドクターの指示に従っておこなってください。 4.精油の塗布、マッサージ 精油の塗布は、せき、たん、のどの痛みすべてに有効な方法です。イライラや胸部粘膜の鎮静目的で真性ラベンダー、痰を切るユーカリグロブルス、痰を切り、殺菌力もあるラバンサラ。殺菌力の強いティートゥリー、痰を取り除く作用の強いサイプレスなどをブレンドします。さらに植物油で希釈してのどや胸、頸から背中にかけて擦り込みながらマッサージします。精油は皮膚から吸収されて作用します。もちろん一部は香りとして鼻から吸入することになります。この塗布、マッサージは安全で家庭でも行いやすい方法として、お奨めできます。 上について詳しいことは06−6678−6265アロマセラピューティクスまで、お問い合わせください。また当院では、上記精油を使った、症状別(せき、痰、のど)アロママッサージも行っています。10分ほどの短い施術ですが、有効で気持ちの良い療法です。 このページのトップへ 中高年にアロマセラピー その7 ●老化肌、乾燥肌、疲労肌 今月は皮膚のトラブルについてのアロマセラピーをご紹介します。 日常、アロマセラピーの施術で特に成績の良いものに老化肌、乾燥肌、疲労肌があります。 その名のとおり、老化や乾燥、精神的または肉体的疲労などが影響して起こります。これに対して当院では、アロママッサージまたは、家庭でのセルフケア(塗布)にて対処しています。これらの症状に効果のある精油は数多くありますが、当院では次の3種をよく用います。 A.ローズウッドはクスノキ科の樹木で、木部から蒸留します。主成分のリナロールは殺菌作用とリラックス効果、α−テルピネオールには皮膚の乾燥を防ぎ、ひきしめる作用があります。芳香はローズに似てはいますが、ウッディーな香りです。 B.ローズはダマスク種のバラの花を蒸留した、たいへん高価な精油です。主成分のシトロネロールは抗ウィルス作用があり、ゲラニオールは肌の弾力を回復させる他、殺菌作用もあります。とてもやすらぐ香りです。 C.真性ラベンダーは主成分のリナロールが殺菌作用、酢酸リナリルが、かゆみによるイライラを鎮めます。また、乾燥を防ぎ、しわを予防する効果があります。 次に、ふつう植物油は精油を希釈するために使われます。今回お話したいのは、上記精油の効果を大きく増幅させる植物油があることです。その代表選手としてあげられるのがボリジ油です。その他、実際に使っているものをいくつかあげて説明します。 1.ボリジ油は主成分のγ−リノレン酸は炎症を鎮め、皮膚を再生する作用が強く老化防止に効果があります。いろんな症状に効果が報告され、最近注目されています。 2.月見草油は同じくγ−リノレン酸を含み、皮膚の弾力を回復させ、しわを予防します。3.ローズヒップ油はマスクローズとも呼ばれ、栄養分が豊富で皮膚を活性化する作用があり、皮膚がツルツルになります。 4.アボガド油はミネラル、ビタミン、フラボノイドが豊富で老化防止の働きがあります。 5.スイートアーモンド油は保湿効果と皮膚への浸透力が高い定番のベースオイルです。 6.ココナッツ油 は皮膚からの吸収が良く、べとつかないのが特徴のベースオイルです。 精油と上の植物油を使ってアロママッサージすることで、気持ちがリラックスでき、筋肉がほぐれて楽になり、皮膚までイキイキとするわけです。まさに一石三鳥の効果があるのです。 このページのトップへ 中高年にアロマセラピー その8 ●寒い冬には足浴「フットバス」 寒い季節になると、夜寝る前に足が冷たくて眠れないという方も多いと思います。こういう方に、おすすめしたいのが足浴「フットバス」です。 最近は専用の器具も簡単に手に入りますが、家庭にあるバケツでも十分です。時間帯はいつでも良いですが、入浴とは別に行ってください。寝る前に行うのが特に気持ちいいようです。方法は少し熱めのお湯を用意して足首の7−8p上までつかるぐらいにするとよく暖まります。バケツでやる場合、時間は10分ぐらいがよいでしょう。短すぎると保温力が弱いですし、長すぎてもお湯が冷めるので効果が落ちます。さらに効果を上げる方法としてアロマセラピーがあります。数種の精油を乳化剤に溶かし、お湯に混ざるようにして使います。当院で使っている「足浴用ブレンド」の内容を例にとって説明しましょう。 1.サイプレスは血液の循環を改善するセドロールなどを含み、木の香りがします。 2.ヨーロッパ赤松は鬱血を改善する成分を含み、マツの香りがします。 3.シダーウッドは利尿作用があり、森の香りがする精油です。 4.ベルガモットはリラックス作用が強く、独特な柑橘系の香りがします。 5.スイートオレンジは血行を促進する成分を含む、柑橘系の精油です。 6.アーモンド油から抽出した天然の乳化剤を使っていますので非常に安心です。 それらをお湯の中に入れますと、全体にとけ込み成分が拡散しますので、皮膚への刺激が弱くムラなく吸収することができます。さらにこの乳化剤は保湿作用も高く精油の効果と併せて、続けると皮膚のカサカサなども改善していきます。もちろんアロマセラピーのもつ最大の長所である「香り」が後押ししてくれることは言うまでもありません。このようにアロマで楽しみながら行えばリラックスでき、足浴のめんどうくさいイメージも吹っ飛ぶことでしょう。 家庭でも手軽にできる足浴については06−6678−6265アロマセラピューティクス(福田)まで、お問い合わせください。また当院では、上記精油を使ったフットバスとリフレクソロジーも行っています。リフレクソロジーについては来月解説の予定です。 このページのトップへ 中高年にアロマセラピー その9 ●フットバスのあとは「リフレクソロジー」 今月はアロマセラピーとあわせて施術されるされることが多いリフレクソロジーという療法について解説いたします。 リフレクソロジーは足や手にある反射区とよばれる場所に、術者の母指で刺激する治療法です。反射区という場所は手足の各部分が、身体の特定の部位に対応しているとの考えにもとづいて出来ています。ですからリフレクソロジーでは、両手や両足にある数多くの反射区をマッサーシ゛することで、反射区に対応する体の各部分に遠隔的に働きかけ、その結果として全身に影響を与えるというものです。 もう少しわかりやすく言い換えますと、リフレクソロジーは体幹を通って足と手につながっているエネルギーの流れに働きかける療法とも言えます。手足の反射区に施術することでエネルギーの流れのバランスがくずれている場所をつきとめ、それを調整して症状を改善します。こういうと東洋医学のようにも聞こえますが、東洋医学のツボと反射区は異なります。 リフレクソロジーはアロマセラピーなどと同じく、西洋で出来た治療法なのです。本場のリフレクソロジーを実際に受けてみると、台湾式のツボ指圧などとは全く違う療法であることがわかります。適度にソフトであまり痛くありません。それどころか非常に心地よくリラックス出来る方法です。このあたりもアロマセラピーとよく似ています。また痛くはありませんが反射区によって感覚の違いがあることがよくわかります。終わるころには、それもなくなり全体がゆるみ、そのまま寝てしまいたいようなリラックス感に包まれます。施術が終わり起きあがると足も軽くなりますが、不思議と心も軽くなりリフレッシュを実感します。 現在リフレクソロジーは、まだまだ病気の治療に使われるところまでは発展していませんが、予防のためには役に立つのではないかと考えています。ご参考までに、当院のリフレクソロジーは英国式でパウダーで行う方法、オイルを使う方法、アロマオイルも加える方法の3つのバリエーションがあります。フットバスを含めて25分程の所要時間ですが、短時間でリラックス出来ると好評です。 このページのトップへ 中高年にアロマセラピー その10 ●花粉症にティートゥリー精油 花粉症の方は3月になると憂鬱な季節が始まります。私も花粉症で何年も苦しんでいた一人です。というわけで今月は花粉症をテーマにお話ししたいと思います。 花粉症は他のアレルギー疾患と同様に人間が持っている免疫力の過剰反応によるものです。特にスギ花粉によるものが有名です。また症状を悪化させるものとして、排気ガスや精神的ストレスが知られています。 次に花粉症の対策法です。医療機関での治療は最重要ですが、今回はこれ以外の方法を考えてみたいと思います。一番大切なのはマスクなどで花粉を寄せ付けないことです。使い捨てマスクで良い物があります。 その他では赤シソのエキスや甜茶などの効果も注目されていますが、アロマセラピーの分野でも、いろいろと研究されています。そこで今回お知らせしたいのがオーストラリア原産のフトモモ科の灌木である『ティートゥリー』です。 名前の由来は18世紀に英海軍のジェームスクックか゛香りの良い爽やかなお茶が出来ることを発見し、ティートゥリーと名付けました。アロマセラピーでは、このティートゥリーから蒸留した精油が様々な用途に使われています。ケガや火傷に、風邪や感染症の治療や予防に使われており、殺菌作用、免疫機能増強作用、抗ウイルス作用、精神安定作用などがあります。 さて花粉症に対する『ティートゥリー油』の使い方ですが、お茶などに1−2滴落として飲む方法、吸入する方法、鼻の洗浄に使う方法、うがい、塗布など、いろいろ行われています。ある医療機関では、花粉症歴10年以上の患者さん50人を対象に、紅茶に入れて飲んでもらい、その年は全員が発症しなかったという記録があります。その先生よると主成分であるテルピネン4オールという成分を中心にして免疫細胞に働きかけ、自然治癒力を高めてアレルギー反応をくい止められた可能性が高いとのことです。 このように発症前から使うのが最適のようですが、発症後でも役に立ちますし、花粉症以外にも用途の多い精油ですので1本あると便利です。あと注意点として、口に入れる場合はもちろんのこと、他の使用でも、精油の品質が最も重要ですので専門家によく相談してから、購入、使用されることをおすすめします。 このページのトップへ 前ページへ 次ページへ |
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